TBM930でたどる海岸線と熊野の奥
和歌山県といえば、海岸線の美しさ。
けれど実際に空から見ると、それだけでは語り尽くせない県でした。
海のすぐ近くに山が迫り、そのふもとに町が広がっている。
そして南へ進むほど、景色は“海の終わり”から“森の奥”へ切り替わっていきます。
今回はMSFS2024で、アドオンに頼らず、景色そのものの説得力で組み立てた回です。
機体はTBM930。速いのに景色を置き去りにしない、そして余白も作れる。
「見せ場で語り、あとは静かに流す」――旅番組のような強弱が、とても作りやすい相棒でした。
今回のルート
南紀白浜空港を起点に、いったん北上して和歌山市を俯瞰。
そこから南下して白浜の海岸線へ合流し、串本方面を経て潮岬へ。
最後は内陸に入り、熊野本宮大社と大斎原で締める流れです。
- 南紀白浜空港
- 和歌山市俯瞰(和歌山マリーナシティ/和歌山城)
- 白良浜
- 円月島
- 千畳敷
- 三段壁洞窟
- 橋杭岩
- 潮岬
- 熊野本宮大社/大斎原
- 天神崎(今回はナレーション補足として紹介)
見どころ
1 町を主役にしない和歌山市俯瞰
今回は和歌山市を“通過点”として扱いました。
街の情報は添えつつ、主役はあくまで海岸線。
俯瞰で受け取るだけでも「海と街と山が同じ距離にある」ことが分かり、和歌山の輪郭が掴みやすくなります。
2 白浜は海だけでは終わらない
白良浜の白、円月島の穴、千畳敷の岩盤、三段壁洞窟の“海の下”。
同じ海辺でも、景色の種類が多い。
短い距離の中に「光」「形」「音」「奥行き」が詰まっていて、映像として飽きないのが白浜の強さでした。
3 串本から潮岬へ
橋杭岩の並びを眺め、潮岬へ。
地図では端でも、空から見ると海へ向かう矢印のように見える瞬間があります。
ここは“無言が映える”場所。字幕だけで流す時間が、いちばん気持ちいい区間でした。
4 海の果てから森の奥へ
潮岬を越えて内陸へ入ると、色が変わります。
海の青が薄れ、森の密度が増えていく。
最後に熊野本宮大社と大斎原へ着地したとき、空の旅なのに“足音の気配”が残る――そんな回になりました。
作品の意図
この動画は「旅に行けない人へ送る空の旅」です。
でも同時に、もし景色が背中を押して「いつか行ってみようかな」と思えるなら、その気持ちも応援したい。
見て終わりではなく、心の中に小さな地図が残るように。そんな気持ちで作りました。
写真クレジット
写真出典:聖地リゾート和歌山(各掲載ページより)
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